毛穴の黒ずみ、開き、ざらつき、詰まり…。
「どれだけケアしても改善しない」という声は多く、年代・性別問わず非常に多いお悩みのひとつです。
実は毛穴トラブルは“種類によって対処法が異なる”ため、間違ったケアを続けると悪化してしまうこともあります。
このコラムでは、毛穴悩みの種類と原因、そして美容クリニックでできる専門的な毛穴ケアについて詳しく解説します。
■毛穴悩みの種類と原因
毛穴トラブルには、主に以下の4つのタイプがあります。
① 黒ずみ毛穴(いちご鼻)
小鼻に多く見られる黒ずみは、「酸化した皮脂」や「角栓の黒ずみ」が原因です。
- 洗顔不足
- クレンジングの摩擦
- 皮脂分泌の増加
- 乾燥によるターンオーバーの乱れ
これらが重なることで黒ずみが目立ってしまいます。
② 開き毛穴(ゆるみ毛穴)
毛穴が縦長に見えるタイプで、特に頬に多く見られます。
原因は加齢による ハリ・弾力の低下。
真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少すると、毛穴の縁を支えられなくなり、縦方向に広がって見えてしまいます。
③ 詰まり毛穴(角栓)
白くポツポツと見える角栓は、皮脂と古い角質が混ざって固まったもの。
乾燥肌の方でも起こりやすく、「皮脂の過剰分泌よりも、角質の肥厚」が原因の場合もあります。
④ ざらつき毛穴
小鼻やあごに多く、触るとザラザラするタイプ。
これも角栓や古い角質が蓄積して起こります。
■自宅でできる毛穴ケア
① 洗顔は”やさしく” “短時間で”
ゴシゴシ洗いはNG。
摩擦は毛穴の黒ずみ・炎症を悪化させます。
- 泡を転がす
- すすぎはぬるま湯で
- 洗顔は1分以内で完了
を意識しましょう。
② 角質ケアは週1〜2回が適切
ピーリングやスクラブは“やりすぎ”が逆効果。
角質を取りすぎると、防御反応でより角質が厚くなってしまいます。
③ ビタミンCスキンケアを取り入れる
ビタミンCは皮脂分泌のコントロール・毛穴引き締めに有効。
化粧水・美容液どちらでも取り入れやすい成分です。
■美容クリニックでできる毛穴ケア
「長年の毛穴悩み」「自宅ケアで改善しない」
そんな方にはクリニックでの専門的な毛穴治療が効果的です。
① ハイドラフェイシャル(毛穴洗浄)
水流を利用して、
- 余分な角質
- 黒ずみ
- 皮脂
をやさしく取り除く施術です。
黒ずみ・ざらつき・詰まりに効果的で、
施術直後から肌のツルツル感を実感できます。
② ケミカルピーリング
サリチル酸やグリコール酸を使用し、古い角質を溶かしてターンオーバーを整えます。
毛穴詰まりやくすみに悩む方におすすめ。
③ レーザー治療(毛穴引き締め)
毛穴の開きやたるみには レーザートーニング・フラクショナルレーザー などが有効。
- コラーゲン生成の促進
- 肌のハリ向上
- 毛穴を内側から引き締め
といった効果が期待できます。
④ イオン導入・エレクトロポレーション
ビタミンCや美白成分を肌内部に入れ込み、炎症を抑えながら毛穴を引き締めます。
■まとめ
毛穴悩みは、原因によって対処法が異なる複雑なお悩みです。
自宅ケアだけでは限界を感じてしまう方も多く、クリニックでの施術を組み合わせることで改善スピードが大きく変わります。
「自分の毛穴タイプが分からない」という方も、カウンセリングで状態を確認し、最適な治療をご提案できます。
黒ずみ・開き・ざらつき・詰まりのない、なめらかな肌を目指しましょう。


