春から始める紫外線対策。肌老化を防ぐためにできること

春は気温が上がり、過ごしやすい季節ですが、同時に「紫外線量が急激に増える季節」でもあります。
実は、肌老化の約80%は紫外線による光老化が原因と言われています。
シミ・くすみはもちろん、たるみや小じわにも影響するため、紫外線対策は季節を問わず取り組むべき重要なケアです。

しかし、多くの方が紫外線対策を“夏だけ”に限定しがちです。
そこで本コラムでは、春から始めるべき紫外線対策と、クリニックでできるケアをご紹介します。

■春の紫外線が危険な理由

春になると気温はまだ低くても、紫外線量(特にUV-B)は直線的に増加します。
「気温が低い=日焼けしない」という誤解が非常に多く、知らない間に肌へダメージが蓄積していることも。

また、春は花粉・大気汚染・乾燥などの外的刺激により、肌のバリア機能が低下しやすい季節です。
バリア機能が弱っている肌は紫外線の影響をより強く受け、炎症・赤み・シミの原因になりやすくなります。

■自宅でできる紫外線対策

日焼け止めは毎日使う

朝のスキンケア後に必ず塗る習慣をつけましょう。 ポイントは、

  • 適量を守る(顔で500円玉サイズ)
  • ムラなく塗る
  • 首・耳・フェイスライ

も忘れずにという点です。

室内でも日焼け対策は必要

窓ガラスはUV-Bは防ぎますが、UVAは通過します。
UVAは肌の奥に届いてハリや弾力を低下させるため、たとえ室内でも対策は欠かせません。

ビタミンC・レチノールなどのスキンケアを取り入れる

抗酸化作用やターンオーバーの促進が期待できるため、光老化の予防に最適です。

■美容クリニックでできる紫外線対策

ホームケアが大切なのはもちろんですが、クリニックの施術と組み合わせることで肌の“基礎体力”を高めることができます。

光治療(フォトフェイシャル系)

肌の表面にある軽度のシミ・くすみにアプローチし、透明感のある肌へ導きます。
春のうちに受けておくと、夏の紫外線ダメージが軽減されます。

ピーリング

古い角質や汚れを取り除き、日焼け止めのノリをよくします。
肌がゴワついているとUVカット効果が低下するため、ピーリングで肌を整えるのは理にかなった方法です。

美白注射・内服

紫外線ダメージが気になる方や日焼けしやすい体質の方におすすめ。
メラニンの生成を内側から抑制します。

■まとめ

春は知らない間に紫外線ダメージが蓄積する季節です。
今から対策を始めることで、夏以降の肌状態が大きく変わります。
「正しいホームケア」と「美容医療」の組み合わせで、光老化を予防し、透明感のある肌を目指しましょう。

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