医療用分析装置に組み込まれる、極細ノズルの先端部品を製作しました。
このノズルは、血液や薬液などを極めて微量かつ高精度に分注する用途に使用されるため、内部の通液部分には非常に厳しい精度が求められます。
特に、液体の流量や圧力に影響する内径については、±0.005mm以内という極めて狭い公差での加工が必要であり、わずかなズレが装置の性能や測定結果に直結する重要な要素です。
そのため当社では、この部品の加工に特化した専用の微細切削工具を用い、超精密な切削加工を実現。
また、薬液や血液が直接触れる部品であることから、製造後の組立作業は異物混入や静電気の影響を防ぐため、専用のクリーンエリア内で行っています。
こうした徹底した品質管理と高い技術力により、医療現場で求められる信頼性の高い製品をご提供しています。